私のお仕事は、好きな時に融通をつけて休みを取れるお仕事ではありません。
あんな時もこんな時も、最低限の業務はなんとかこなしました(けっこうビックリされます、というかドン引きされます)
当然、晴れそうだからって星のためにお休みなんか取れず、
なので、機材を積んで出勤し、
夕方に退勤してから行ける場所へ、彗星のシッポを探しに直行しました。
12P/Pons-Brooks (2024)です。
そんな私を、たまには宙の神さまが憐れんでくださったのか、
ついに、シッポを捕まえてきましたーーー!
あああ、本当にうれしい
そして、なんと長く明るく、こんなに立派なシッポになったことでしょうか
シッポが画角に入りきらなかった!
こんな嬉しいことってあるでしょうか
(トリミングなし)
別機材で、
角度がおかしいんだけど、じっくり直してる場合じゃない。
どんどん彗星が沈んでいくので、とにかく撮りました
すんばらしーー!
ながーいイオンテール、とてもきれいです
↓1回め、2024.3.8
↓2回め、2024.3.16
2回めの時、ピーカン予報で行ったのに雲で撃沈したので、
今回は、雲が無さそうな海沿いで。
本当は、もうちょっと標高のある場所で撮りたかったんだけど、
いかんせん、退勤後出発では時間がなくって。
↑さて、ここにも彗星が写っていました。
わかるでしょうか?
一部を拡大して見ると、
↑ここでーーーす。
もうね、海上のかすみに沈む寸前。
この、ポンブルックス彗星は、70年周期で地球に接近してくるとのこと。
次に見られるのは、2095年になる予定です。
2095年にこの彗星が地球に接近して来るときには、私はその姿を見ることはできなくて、
これで最期。
なんと名残惜しいような、宙の大きさを感じるような
相変わらずひとりっきりの場所で、ひとりっきりで星を眺めてきました
(あっ、背後にはエゾシカがいっぱいいたけど)
静かに、いい宵でした。